戦略思考の第一段階は、ものの本質を考えるということにある。出てきた結果が核心をついているか否かは、問題に取り組むときの姿勢と方法に大いに関係がある。スタート時点で大切なことは次の一点であろう。

「設問のしかたを解決策志向的に行うこと」

例)残業が慢性化している会社にて残業を減らす方法について設問する場合:

1.解決策志向的でない設問の仕方:

「残業を減らすにはどうしたらよいか?」

2.解決策志向的な設問の仕方←YES/NOの答えが出る設問の仕方:

「当社は仕事量に対して十分な人がいるのか?」

「当社が仕事の量と質に対して人間の能力がマッチしているのか?」等々

これらの設問とYES/NOの答えの間にくるものが分析である。

大前研一著「企業参謀」より抄録

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