スポーツ最終電車
ゲストにプロレスラーの蝶野正洋さんと天山広吉さんをお迎えした今回の『スポーツ最終電車』いかがでしたか?
闘魂三銃士と呼ばれた時代に始まり、新日本プロレスのエースの一人として屋台骨を支えたきた蝶野選手と海外遠征から帰国してすぐ、その蝶野選手に才能を見出され現在、小島選手とのタッグで、IWGPタッグチャンピオンのベルトを守る天山選手。
インタビューや日ごろの行動を見ていると気難しいそうな2人なだけに、おでん屋が乱闘場になるのでは…と危惧したのですが、そんな収録当日の様子を番組のカメラマンに語ってもらいましょう!
天山の弱点を見た!
私は、この番組のカメラマンです。
この番組は最初からお付き合いしていますが、今回の収録は、また格別の思いでした。
というのも、私は「新日本プロレス」の中継カメラマンもやっていて、蝶野さんや、天山さんに突撃取材を試みる担当なのです。
いつもカメラ越しに「なんだこの野郎…」と凄まれているので、今日の収録はどうなるのだろうと思って見ていました。
そこへ現れた2人…番組を見ていただいてわかるように本当にスポーツマンらしい好青年でした。
特に天山選手、そんなに「ええ人」やったんならもっと早く言うてくれはったらええのに!
ニコニコしながら食べて飲んで話して本当にええ雰囲気で収録は進みました。
しかし、緊迫の場面が最後にやってきました。
収録も終わろうとしている時にラーメンを頼んだ2人、蝶野選手はすぐに食べ終えたのに、天山選手はなかなか食べない!
しかも顔から笑顔が消えている…。
スタッフは誰もが「ラーメンが口に合わなかったんだ!」と思いました。
そして、収録は天山選手がラーメンを食べきらないうちに終了!
そこで店の大将が「あの…口に合いませんでしたか?」と恐る恐る尋ねました。
すると恐い顔のままの天山選手が「俺、猫舌なんです!」という返事。
スタッフ一同コケたのはいうでもありません。
その場にいたスタッフの中で、天山選手に勝とうと思えば、口の中にアツアツのオデンを押し込めばいいのでは?
と思ったのは私だけではないはずです。
プロレス観戦の法則発見!
あの蝶野選手が家ではドイツ人の奥さんの尻にひかれているという話には笑わせていただきました。
しかも、蝶野選手よりも酒が強く、いつも蝶野選手がつぶされるというんですからかなりの酒豪ということですね。
ちなみに、家にお邪魔した天山選手も一度つぶされたことがあるそうです。
さらに驚いたのは蝶野選手が家では飼い猫よりも地位が下だということ。
あの蝶野選手が家で猫のごはんが終わるまでお預けを食ってる姿を想像してみて下さい!
笑えるやら情けないやら、やはり女性は強いということですか。
でも、そんなに強い奥さんなら、女子プロレスラーとしてデビューするという話はないんでしょうかね。
で、そんな蝶野選手、日ごろの鬱憤がたまってるからかどうかは知りませんが、試合中、美人がどこにいるかを見つけると、その女性の方に向けて技を展開するんだそうです。
特に最後の決め技、「STF」や「ケンカキック」は必ず、その女性が見えやすい角度で放つようにするとか…。
さすが、見せるスポーツ、プロレスというところですか。
しかし、ということはですね…
プロレスを見に行くときは、美人女性を同伴して行くといいというわけですわ。
自分が一番見えやすい角度で熱戦を見ることができるはずです。
でも、間違っても外国人女性は連れていかない方がいいかもしれません。
急に蝶野選手が弱くなってしまうかもしれませんので…。
収録終了後の信じられない光景
収録が終わった後、誰からともなく「すいません、写真を…」となり大撮影大会が始まりました。
2人が気軽に応じてくれたので、要求はだんだんエスカレートしていき、おでん屋の一般客は乱入してくるし、「おでん屋」の主人は「サイン」をもらってるし、プロデューサーは調子に乗って天山選手に向かって「シュー」とかやってるし、プロレスファンが見たら、羨ましがるようなシーンが展開されていました。
で、さらに一行は場所を変えて、さらに飲もうということになったのですが、そこでビックリしたのが、2人が酒を全く飲まなかったことです。
「すいません、コーヒーと…何か甘いものはありますか?」
スタッフがビールを飲んでる横でコーヒーを飲みながら蜜豆を食べる蝶野選手と天山選手そして、今度、大阪で試合がある時も「なんだこの野郎!」と凄まれるのかと思うと私は自分の前で展開されている光景をしばらく信じることができませんでした。
(スポーツ最終電車 HPより)
|