「エヴァンゲリオン」制作会社長を脱税容疑で逮捕
 人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を制作した映像企画会社「ガイナックス」(東京都武蔵野市)が架空の経費を計上するなどの方法で法人税の支払いを免れた疑いが強まり、東京地検特捜部は13日、法人税法違反(脱税)の容疑で同社や関係先の捜索を始めるなど強制捜査に乗りだすとともに、同社社長の沢村武伺容疑者(40)ら2人を逮捕した。
 同社は1996年2月期と97年2月期の2年間で、法人所得約15億6000万円を隠し、法人税約5億8000万円を免れたとして、東京国税局が昨年、同社と沢村社長を法人税法違反容疑で特捜部に告発している。

 関係者によると、同社は都内などにある複数の取引先に対し、「アニメ制作に関するソフト開発」の名目で外注費を支払ったように装い、所得を少なく見せかけていたとされる。
 こうした外注費はいったん取引先名義の銀行口座に振り込まれた後、現金化されて同社に還流されていた。この際、同社は脱税に関与していた取引先に対して、協力謝礼として、外注費の約1割を支払っていたとされる。

 同社は、すでに修正申告を済ませているという。

 同社が手がけた「新世紀エヴァンゲリオン」は21世紀の地球を舞台に少年少女がなぞの戦闘兵器と戦うSFアニメ。95年にテレビで放映された後、97年に映画化され、世代を超えたヒット作となり、社会現象としても話題を集めた。同社は、作品のヒットで、関連ビデオの販売やグッズの商標権収入などで業績を急激に伸ばしていた。(13:37)
エヴァンゲリオン、脱税で強制捜査
 若者を中心に爆発的なブームを巻き起こしたSFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の製作会社「ガイナックス」(東京都武蔵野市)が、総額十五億六千万円の所得を隠したとされる脱税事件で、東京地検特捜部は十三日、同社社長の沢村武伺容疑者(40)ら二人を法人税法違反容疑で逮捕するとともに、同社など関連か所を捜索した。
 調べによると、沢村容疑者らは一九九七年七月期までの二年間に、製作開発経費を水増しするなどの方法で同社の所得計約十五億六千万円を隠し、約五億八千万円の法人税を脱税した疑い。

 同社はテレビ番組や映画などの映像ソフト製作やパソコンゲームのソフト開発などを業務としているが、九五年秋から約半年間、テレビ放映された「新世紀エヴァンゲリオン」が大ヒット。九七年には映画やテーマ音楽のCD、関連商品もヒットした。

 同社では、脱税マネーを将来の資金繰りのため銀行に預金したり、一部は銀行の貸金庫に現金のままで隠すなどしていたという。
(7月13日13:51)
6億円脱税容疑の社長逮捕 「エヴァンゲリオン」製作会社 東京地検家宅捜索
 人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の製作会社「ガイナックス」(東京都武蔵野市)が法人税約六億円を脱税していた疑いが強まったとして、東京地検特捜部は十三日、法人税法違反(脱税)の疑いで同社など関係個所の家宅捜索に着手するとともに、同社社長の沢村武伺(四〇)と税理士事務所職員の岩崎善勝(四〇)の二容疑者を逮捕した。
 特捜部などによると、沢村容疑者らは都内や千葉県内の複数の取引会社に対して「アニメ製作に関するソフト開発」の架空の外注費を計上、所得を圧縮するなどの手口で、平成九年七月期までの二年間に法人所得約十五億円を隠し、法人税約六億円を脱税していた疑いがもたれている。

 架空の外注費の現金支払いを取引の体裁にするよう、ガイナックス社はいったん取引会社に振り込んだ代金を回収。取引会社には約一割のリベートを支払い協力させていた。隠した所得は沢村社長の預貯金などに充てられ、一部は複数の銀行の貸金庫に分散させ、保管されていたという。特捜部は使途について追及する。

 ガイナックス社と沢村容疑者らは昨年十一月、東京国税局から東京地検に告発されていた。同社は修正申告に応じ、重加算税を含め約七億九千万円の追徴税を支払っている。

 ガイナックス社は昭和五十九年に設立され、資本金は二千万円。平成七年にテレビ放映されたSFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が大ヒットし、関連ビデオの販売やキャラクターグッズのロイヤルティー収入などで急激に業績を伸ばしていた。
アニメ脱税:「新世紀エヴァンゲリオン」社長ら逮捕 脱税容疑
 人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の制作企画会社「ガイナックス」(東京都武蔵野市)が十数億円の法人所得を隠したとして、東京地検特捜部は13日、沢村武伺社長(40)ら2人を法人税法違反(脱税)容疑で逮捕し、本社などを家宅捜索した。
 調べによると、ガ社は1996〜97年、架空のゲームソフト開発費を計上するなどの方法で、15億円余の法人所得を隠し、5億円余の法人税を脱税した疑い。

 ガ社は、95年秋からテレビ放映された「エヴァンゲリオン」の大ヒットで、関連商品の開発やキャラクターグッズのロイヤルティー収入などで急速に業績を伸ばした。昨年秋に東京国税局から同法違反容疑で告発されていた。

 ガ社の社員は「責任者も広報担当者もおらずコメントできない」と話している。
「エヴァンゲリオン」制作会社を脱税容疑で家宅捜索
 人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の制作会社「ガイナックス」(東京都武蔵野市)が、97年7月期までの2年間に約5億8000万円を脱税したとして、東京地検特捜部は13日、法人税法違反容疑で同社などを家宅捜索、同社社長(40)ら2人の取り調べを始めた。
 調べによると、ガイナックス社はエヴァンゲリオンなどを題材としたゲームソフトを開発する名目で、取引先に仕事を外注したように装い、所得を圧縮。96-97年7月期の2年間に、計約15億6000万円の所得を隠し、法人税約5億8000万円を脱税した疑い。
エヴァンゲリオン制作会社社長ら逮捕=5億8000万円脱税容疑
 人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などの制作会社「ガイナックス」(東京都武蔵野市)が1997年7月期までの2年間で法人税計約5億8000万円を脱税したとして、東京地検特捜部は13日、法人税法違反(脱税)容疑で同社社長沢村武伺容疑者(40)と税理士事務所勤務岩崎善勝容疑者を逮捕。同社など関係先を家宅捜索した。
 調べによると、同社はゲームソフトの開発を複数の会社に外注したように装い、架空の外注費を計上、所得を圧縮していた。同社は97年7月期までの2年間の所得を約6億3300万円と申告し、計約15億5000万円の所得を隠した疑い。 [時事通信社]
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