決算謝恩ランチ | ||
2000年6月某日、今期の決算も無事終了し予算もクリヤした。そこで社員をねぎらうため謝恩ランチパーティーを実施した。年間を通じての行事としてアニュアルディナー、レクレーション、ファミリーデーを設定している。今回の謝恩ランチパーティーはファミリーデーに相当する。
今日はホストだからオペレーターのあんちゃんにもご機嫌取らなきゃ。こみゅにけーしょんである。「ん?隣の君、そんなに取ってきて食べきれるの?」 にやにやしながら手で食べている。「え!もうご馳走様、半分も食べてないのに。それ捨てちゃうの?高いのに?」今度はフルーツとデザートを山ほど持ってきた。二切れくらいつまんであとは残してしまう。今日、私はホストである。腹を立てちゃいけない。「てめーっ、どんな躾をうけてんだ馬鹿野郎!」なんて言っちゃいけない、我慢我慢。 そのうちMr.Mahatirがマレー語で閉会宣言。「てれまかし」といって帰っていったオペレータはひとりもいない。なかには喰うだけ喰って途中で黙って帰ってしまう奴もいた・・・・。マレーシアは階級社会なので彼等にとって経営層はエイリアンである。上司を敬いご機嫌取りする社員は居ない。この日を境に末端オペレータと交流する事は無くなった。
(2000年6月某日) |