断水 | ||
我が家では公共料金の支払いは基本的にインターネットバンキングを利用している。ただし水道料金のみ扱っていないので、女房が郵便局で支払いをしている(筈だった)。ペナンの水道はPBA(Perbadanan Bekalan Air)から供給を受けており、2ヶ月に1回送られて来る水道料金は、一般家庭でRM5を超える事は無いだろう。ただ同然なので支払いもついつい後回しにされてしまい、督促状が来てから慌てて支払いに行く事が多い様だ。
「料金滞納で水道を停められる」
アパート1階には水道料金検針用メーターがあり、PBA職員が来てバルブに鍵付きのカバー(右写真)を取り付けて帰ったそうだ。私はすぐにPBAに連絡したが、職員は翌日にならないと来ないという。実は役所の「翌日行く」と言うのが当てにならない。
4月15日、案の定PBA職員は来なかった。幸い屋上にある我が家専用の300ガロン上水タンク(右写真)にはまだ水があり、水道は使える状態である。しかしいつ停まるか解らない。メンテナンスのMr.チョンは明日になってもPBAが来なかったら、タンクに水を補給してくれると言うが、彼も全くあてにならない。 「停められて気付く水道のありがたさ」 水道水が出ないとなると洗面、トイレ、シャワー、炊事、洗濯、等生活に重大な支障をきたす。ミネラルウォーターの備蓄はあるし、いざとなったら駐車場の水道から水を汲んでしのぐ事になるだろう。ただしトイレや洗面は何とかなるが、洗濯やシャワーとなるとそうはいかない。最悪の場合はホテル住まいになるだろう。 4月16日、午後になってようやくPBA職員が来てバルブのカバーをはずして貰った。なんとか断水は避けられた。汚くて臭いペナンの水道水 だが、水のありがたさを思い知った。これで女房も料金の滞納は無くなるだろう。
(2003年5月10日) |