私の職場スンガイペタニとは | |||||
「ペナンからの通勤圏」 ペナンブリッジを半島側に渡り、南北ハイウェーを北に約40Km走ると、そこはケダ州のスンガイペタニ(Sungai Petani )、通称SPである。1993年頃には南北ハイウェーのバターワース〜SP間が開通し、南(SP Selatan)と北(SP Utara)2箇所のインターチェンジがある。最近では南インター周辺が急速に開けてきた。そして今ではジョージタウンからは、車でほぼ1時間の通勤圏である。またSPはマレー鉄道北の玄関口であり、バックパッカーはここからタイのハチャイ(Hat Yai)へ向う。所要時間は3時間である。 ペナン州との境にある人口20万人の街は、州都アロースター(Alor Setar)に次ぐケダ州で第2の都市であり、工業を中心に発展した。バーカアラン、チカンバツ、スンガイペタニの3箇所の工業団地があり、日本を代表する多くの日系企業が進出している。古くは1980年ころに進出し、社歴20年を超える会社もある。スンガイペタニ地図はこちら。 |
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ホテル・パークアベニュ−から 見渡せる「バーカアラン」工業団地 |
日系はもちろん多くに外資系企業 音響機器メーカーが進出している。 |
スンガイペタニ駅 |
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「イスラム色の濃いSP」 SPの街はSP駅とバスターミナルを中心に広がる。駅前には時計塔やコロニアル建築の香港上海銀行等があり、ペナン同様英国植民地時代の面影を残す。そして夕刻になると街の広場や路上のいたるところで市場が開かれる。街の北20Kmにあるジェライ山は標高約1,200mで頂上まで車で行ける。天候に恵まれればマレー半島西岸が見渡せる。 ところが華人だらけのペナン島に住む私にとって、マレー人が多くイスラム色の濃いこの街は異色である。官公庁は金曜が休日であり、最近(1999年)になりようやく銀行が日曜休日に変更になった。午後には普段作業着の男たちもマレー衣装をまとってモスクへお祈りに行く。そのため企業は金曜日の昼休みを2時間程度与えなくてはならない。そして郊外に一歩足を伸ばせば、そこはのどかなカンポンが広がる。人々は高床式の住居に住み、水牛が路上を闊歩する。 |
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駅を降りた国道1号線にはSPの シンボル「時計塔」がある。 |
ペナンに比べマレー人比率が高い |
ドームが特徴的なコロニアルビル 香港銀行。ちゃんと営業している。 |
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「多くの日本人が住むSP」 SPには単身赴任の日本人が数多く住んでいる。ペナン島の様に高層コンドミニアムは無く、チンタサヤンゴルフクラブ内のバンガローハウスに住む方が多い。家賃はペナン島の半額くらいだろう。日本人学校こそ無いが、お子さんが小学校入学前であれば家族で住む事も不可能ではない。ホテルはジョージタウンにひけを取らない パークアベニュー(Park Avenue)、スイスイン(Swiss Inn)、等がある。 ショッピングセンターは セントラルスクエア、SPプラザ、シティーポイント、等がある。またセブンイレブン、等のコンビニエンスストアもあり食料品や日用品調達に困ることは無い。ただし日本食材は手に入らないので月に一回はペナン島に買出しに行く方が多い。レストランはマクドナルド、KFC、ピザハットといったファーストフードチェーンがあり、中華料理店や西洋料理店はもちろん、日本食レストランも 初花、一嬉の2軒がある。 娯楽面では車で20分以内にチンタサヤン(Cinta Sayang Golf & Country Club)、プラマイプラ(Permaipura Golf & Country Club)、ハーバード(Harverd Golf & Country Club)の3箇所のゴルフ場があり、単身赴任者の唯一の娯楽になっている。詳しくはペナンの休日をご覧下さい。 |
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チンタサヤンゴルフ場内にある バンガロー。家賃はRM1,000〜2,000 |
ホテル・パークアベニュー 日本料理「初花」がある |
SP最大のショッピングセンター セントラルスクエア |
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「SPお勧めどころ」 SPは観光地ではないが、ここで仕事をしているとローカルスタッフや日本人の知り合いから美味い店を教わる。そしてペナンに比べ物価が1〜2割安いのがうれしい。ローカルレストランを中心に何件かお勧めどころを紹介しよう。ゴルフの好きな人は帰りに立ち寄ってみてはいかがだろうか。料理の写真はクリックすると拡大画像がご覧になれます。 |
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(2002年1月3日 更新) |