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高精度時間測定

　Macintoshで高精度に経過時間を測定するのには TickCount()（1/60秒 Timer）を使うのが昔からの方法ですが、大昔のマシン速度に比べ 100倍以上高速化した現状では全く精度が足りません。

　Microseconds()は Time Managerと同程度の約 20μ秒の精度があります。68K Macでは充分な精度ですが、PowerMacでは Microseconds()自体 68K Emulationで動くこともあって overheadが大きく充分な精度も期待できません。

　PowerPC Processorには時間測定に使う registerが用意されていますが、Processorの種類で機構が異なるため全ての（特に今後の）PowerPC Processorで正しく動く方法を実装するのは至難の技です。

　そこで私は Open Transportに用意されている Time Stamp Utility OTGetTimeStamp()を利用しています。これには次の利点があります。

• Open Transportは全ての PowerMacで使用可能です。今時 MacTCPを使っている PowerMacも無いでしょうから、高精度が必要な PowerMacではほぼ必ず使えます。
• Hardwareの差異を吸収しつつ最適化された codeが使われていますので、μ秒単位の精度があります。
• Interrupt Levelからも使用できます。
• 今後の互換性の心配をする必要がありません。

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