まず、1気圧ってどの位の圧力かは知っておいて下さいね。マナーとしてね。(^^)
大体の値で結構ですが、「1気圧とは、1cm2に約1kg重の力が掛かっている状態」という事です。もう少し詳しく言えば、1033g重/cm2位です。
と言う事は、コップで生じる水圧がそれと等しくなったら、支えられる重さの限界という事です。
水の密度は1g/cm3ですから、水圧が1033g重になる高さをh[cm]とすると、
(右辺末項の1[gw/g]は、質量と重さを変換するために掛けてあります)
これを解くと、
h = 1033cm
ですから、約10mと分かりますね。
で、この水面の高さは、体気圧次第で上下に動きます。
ですから、この高さが上がれば「高気圧」、下がれば「低気圧」が来ている事になります。
これが気圧計の原理です。
が、この気圧計には欠点があります。高さが10mもありますから、3階位の高さが必要になってしまいます。こんなの実用的ではありませんね?
そこをうまい具合に解決したのが、水銀の気圧計です。
では、次のページでその事を説明しましょう。