「机の上に水をこぼしてしまいました。ところで水の沸点は100度ですね。
つまり、水を沸騰させるには100度にしなくてはなりません。机の上の水は、部屋の温度と同じなので、100度になったりしません(なったらコワイ)。
なのに2,3日ほっておけば、机にこぼした水は、消えてなくなりますね?
なぜでしょう?」
と、ここまでは理科のお話7の文章と挿し絵を、そのまま持ってきました(^^;)。
中学校レベルの説明は理科のお話7に任せるとして、ここでは大学受験化学の知識を使って、もう少し正確な話をしましょう。
机の水が無くなったのは、以前の説明通り、「蒸発したから」です。
これを更に詳しく調べるために、こんな実験をしましょう。
机に水をこぼすまでは同じです。でも今回は、同じくらいの量を二個所にこぼして下さい。(量は「たっぷりめ」にこぼす方が better です)
そして一方には、コップをかぶせて下さい。
もし本当に実験する場合は、コップと机に隙間が出来ないように、注意して下さい。
このまま一週間ほど、様子を見ましょう。
コップをかぶせない方は、蒸発して無くなりますが、コップをかぶせた方は、ほとんど変化していません。
なぜでしょう?