新日本プロレスのG1タッグリーグ優勝決定トーナメントの組み合わせが29日、発表された。 IWGPタッグ王者天山広吉,小島聡組は、準決勝で中西、吉江組と対戦する。 99年の同リーグ戦では中西、永田組に敗れた。小島は「借りは返す。 2年連続出場の組はオレたちだけだ」と以心伝心の連係を武器にリベンジを狙う。 優勝チームは全日本プロレス代表チームとの「タッグ最強戦」に臨む。 「川田、ウイリアムス組とやりたい」と小島はプロレス界タッグ最強チームの栄冠をにらんでいる。 <日刊参照> |
G1タッグリーグ戦は大混戦になった。
28日の鳥取大会で蝶野正洋,スコット・ノートン組と永田裕志,飯塚高史組が白星を挙げ、勝ち点8。
全日程を終了している中西、吉江組、天山、小島組を合わせた4チームが同点で並んだ。
優勝と賞金500万円は、明日30日の広島大会の優勝決定トーナメントで争われる。
黒軍団の首領蝶野は優勝を手土産に、新世紀にベルトを独占する野望を掲げた。
蝶野組はT2000マシン組と対戦した。
マシン組はなぞのマシン3号を加えて、開始前から3人で蝶野1人を襲撃。
イス攻撃や隠し持ったひもで首を絞めるなど悪の限りを尽くした。
しかし、最後は仲間割れで自滅。ノートンがマシン1号をジャックハマーで仕留めた。
蝶野は新世紀に向け、大きな野望を抱いている。
「来年は新日本内部、外部関係なく選手を集めるぞ」と黒軍団増殖計画を明かした。
狙いはすべてのベルト強奪、日本マット界制圧だ。
「軽いヤツがいない」と語る首領はまず、AKIRA1人の軽量級選手の拡充を狙う。
ジュニアのベルトも黒軍団の手中に収める気だ。
「来年の動きになるがな」と不気味に笑う蝶野は、ジュニアの実力派引き抜きを画策している。
トーナメント組み合わせは今日29日、発表される。
「はした金の使い道など考えてない」と賞金500万円は歯牙にもかけないが、野望達成のためには負けられない。
黒軍団は日本マット界制覇のため、新世紀も勢力を拡大していく。
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新日本プロレスのT2000天山広吉が、小島聡とのIWGP王者組でG1タッグリーグ優勝決定戦進出を決めた。
27日の島根大会で、ライガー、SSマシン組と対戦。天山は得意の天山チョップを連発。
最後は小島がラリアットでSSマシンを沈め、リーグ戦を4勝2敗で終了した。
天山は「見たら分かるだろ! オレたちが全部勝つ」と雄たけびを上げ、年内タッグ戦全勝を宣言した。
「年末の小遣いも欲しいしな」とし、まずはリーグ戦優勝とIWGP王座防衛戦の賞金1000万円をいただく構えだ。
優勝決定戦は「正規軍のザコとやるより、チーム2000同士でやりたい」と天山。
一気に黒軍団の主役の座も狙っている。
当然、全日本プロレスとの「最強タッグ決定戦」(12・14大阪)も狙う。
「対戦相手? 川田、天龍組で来てもいいぜ」と自信たっぷり。
天山は世紀末のマット界を黒に染め上げるつもりだ。 |
T2000の主力組が大混戦の中、優勝戦線に踏みとどまった。 26日の京都市大会G―1タッグリーグ戦で、黒の軍団の天山広吉,小島聡のIWGP王者組が中西、吉江組に黒星をつけて3勝2敗、得点6を奪取。 中西組など3チームと並んで30日、広島大会の優勝決定戦進出に前進した。 天山組は、同世代の中西にライバル意識をむき出し。 相手組のパワーにてこずったが最後15分52秒、天山が吉江をテンザン・ツームストン・ドライバーで仕留めた。 24日に同じチーム2000の蝶野正洋,スコット・ノートン組を撃破。 V戦線に復活した勢いでこの日、王手をかけた。 天山は試合後「もう優勝はT2000のものだ」と息巻いた。 一方、蝶野組も新日本本隊の健介、越中組を撃破して3勝2敗(得点6)となった。 24日の敗北を払しょく。ノートンが健介を仕留めた。 28日の鳥取大会はT2000マシン1、2号組が相手だけに、白星を計算できる。 しかしV戦線は史上空前の大混戦。何が起きるか分からない。 優勝決定戦を前に7チームすべてが3勝3敗で並ぶ可能性を残している。
■G1タッグリーグ公式戦〔1/30〕 |
「G1タッグリーグ戦」が、空前の大混戦になった。 24日の東京・後楽園大会で、IWGPタッグ王者の小島、天山組が、好調ノートン、蝶野組を20分を超す死闘の末に撃破した。 この日までに出場7チーム中5組が2勝2敗で並び、全チームに優勝の可能性が残る「戦国タッグ戦線」になった。 小島、天山組が、IWGPタッグ王者の気迫を示した。 ノートンのパワー殺法、蝶野の頭脳戦に圧倒されながらも、終盤に息を吹き返した。 開始20分、合体技でノートンの動きを止め、最後は天山がムーンサルトプレスでノートンを仕留めた。 これで2勝2敗とし、V戦線に復活。ダメージの大きい小島に代わって、天山は「泣いても笑ってもオレらがチャンピオン。 もう1つも負けない。最後に優勝だ、文句あるか」と息巻いた。
▽G1タッグリーグ公式戦(30分1本勝負) |
G1クライマックス・タッグ・リーグ戦3日目で、T2000の蝶野正洋組がライガー組を一蹴し、得点4で早くも単独トップに踊り出た。
G1タッグリーグ公式戦(1/30) |
T2000の天山広吉,小島聡のIWGPタッグ王者組が、仲間割れした。 18日の新日本プロレス神奈川・藤沢大会でG1タッグリーグ戦初戦に登場。 チーム2000マシン1号、2号組と対戦した。 黒の軍団を率いる蝶野正洋が「白星配給マシンとして使う」と話していた黒マシン組だったが、猛烈に奮起。 12分28秒、天山がマシン2号のダイビングラリアットに仕留められた。 試合後、小島が声をかけると、天山は「何で助けに来ない」と怒鳴り返した。 優勝に向けて白星発進のはずが、関係修復が難しい状態に。 リーダー蝶野にも不信感を抱き始めた。 王者組は12月10日、名古屋での黒の軍団祭で蝶野、後藤組の挑戦を受ける。 黒マシン組の踏ん張りを「賞金獲得を狙う蝶野の策略」と疑った。 このままでは軍団分裂の危機も招きかねない。
G1タッグリーグ公式戦(1/30) |
T2000の蝶野正洋,スコット・ノートン組が、G1タッグリーグ戦優勝へ白星発進した。 17日の新日本プロレス長野・塩尻大会で永田裕志,飯塚高史組と対戦し、14分49秒、 ノートンが飯塚をパワーボムからの片エビ固めで仕留めた。 蝶野はV賞金500万円と、12月10日に名古屋で自らの軍団が開催するIWGPタッグ王座戦の同額賞金の計1000万円総取りを宣言。 全日本プロレス最強タッグリーグ戦の勝者との頂上決戦を狙う。 黒の軍団最強コンビは、まず本隊の技巧派組を退けて気勢を上げた。 蝶野はこのリーグ戦の優勝賞金500万円、そして名古屋で開催のIWGPタッグ王座戦の賞金500万円を合わせた「総額1000万円はオレらのものだ」と叫び、 冬のボーナス闘争連勝を公約した。 報酬がかかるとなれば、負けられない。V狙いで怪力ノートンとコンビを組んだ。 その初戦で永田のキック、飯塚のスリーパーに苦しんだが、蝶野がノートンを窮地から救出。 ノートンが2人にラリアットを見舞い、最後は飯塚をラリアットで仕留めた。 蝶野は「オレらは心の絆でつながっている」と自慢げに話した。 この日の試合前、マット上で黒の軍団祭となる名古屋大会の対戦カードを決めるため、 チーム2000のメンバー8人で公開抽選会を行った。 その結果、天山、小島のIWGPタッグ王者組に、蝶野、後藤組の挑戦が決定。 蝶野はこのリーグ戦VとIWGPタッグ王座のベルト、賞金を手に勢いに乗る。 そして12月14日の大阪大会で、全日本の世界最強タッグ決定リーグ戦勝者と対戦して、タッグの頂点奪取。 名実ともに実らせて、21世紀を迎える構えだ。 蝶野「こんなタッグリーグは必要ねえだろ! あんな雑魚どもとやる必要がどこにあるんだ?」 「名古屋でIWGP王者と勝負だ。賞金1000万円の総取りだ!」 G1タッグリーグ公式戦(1/30) |
新日本プロレス・T2000の首領・蝶野正洋とリーダーの小島聡が14日、東京・渋谷の新日本事務所で緊急会見。
前シリーズで中西学らの格闘集団「G−EGGS」との対抗戦を11勝8敗で制し、
獲得した12・10愛知大会のマッチメーク権の概要を発表した。
まず同大会のスポンサー「サークルK」から提供された賞金500万円は、
メーンのIWGPタッグ選手権(王者は小島、天山組)の勝者に授与され、蝶野は
「挑戦者組はT2000の中から、くじかゲームでもして17日の次期シリーズ開幕戦で決める」と一方的に宣言。
小島も「本隊のやつらが挑戦者じゃ役不足」と豪語。
「G1タッグリーグ(17日開幕)の優勝賞金500万円と合わせて1000万円をオレと天山がいただく」とほくそ笑んだ。
なお、G−EGGSの中西、永田、吉江の3人は6人タッグで、屈辱の第1試合に組まれた。
蝶野と小島は「当日はT2000のTシャツ1枚購入につきG―EGGSのサイン4枚をオマケでつける」と“絶口調”だった。
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新日本プロレスが13日、橋本真也を解雇した。 都内の事務所で緊急会見を開き、藤波辰爾社長が正式発表した。 独立団体「ZERO」旗揚げ、ノア参戦発言など、橋本の一連の単独行動に新日本側は態度を硬化。 10日に開いた緊急幹部会で、解雇の方向性を固めていた。 今回の決定を受け、ノアの三沢光晴社長は、橋本参戦を問う緊急選手会を開催することを決めた。 新日本側は、橋本の一連の単独行動を解雇理由に挙げた。 10月9日の復帰戦後に新日離脱を宣言し、23日に独立団体「ZERO」を旗揚げした。 致命的だったのはノア参戦発言だ。 藤波社長は「全日本との交流戦と橋本の処分はまったく関係ない」と否定したが、全日本からの選手大量離脱で誕生したノアへの参戦発言に、全日本側が不快感を示したのは事実。 佐々木健介は「全日本と向かい合っている中、ノア参戦では筋が通らない」と話した。 既に藤波社長、長州、越中、蝶野、健介、永島取締役の6人が出席した10日の緊急幹部会で、全会一致ではないが、橋本解雇で意思は統一されていた。 藤波社長が2日の猶予期間を設けたが、結論は変わらなかった。 藤波社長は「一連の行動を中途半端に許すと歯止めが利かなくなる」と解雇に至った理由を説明した。 最後に「解雇という形で彼を自由にしてやることしかできない」というのが精いっぱいだった。 蝶野のコメント 「橋本にとっては最高の解雇通告だろうね。これで拘束されず他団体に上がれる。やりたいようにできる。1月の契約更新を前にここまで引っ張るなんて、まったく駆け引きがうまいな。とにかくおめでとう。」 <ニッカン参照> |