PEUGEOT406が納車される | ||
「何故PEUGEOT
406?」 1999年5月7日、訳あって現在乗っている社用車Proton Wire 1.6ATを、2000ccクラスのPEUGEOT 406に買い換える事になった。
毎日の通勤で高速道路を含め往復約150km走行し、時にはKLまでドライブする私にとって、2000ccクラスの車は疲労度や安心感の面で非常に有難い存在である。とりわけ正確なクルーズコントロールのおかげで高速走行ではスピード違反は一度も無い。その代わり駐車違反は常習犯だが・・・・。まあ能書きはインプレッションに譲るとして、ここではトラブルとメンテナンスについて説明する。 「納車後に早速マイナートラブル」 納車時にマイナートラブルが続々と発見された。クルーズコントロールが効かない、シガーライターが壊れている、アームレストの取り付け不良、キーレスエントリーの故障。他にもデジタルトリップメーターのバックライトが切れる またドアトリムの端が剥がれてくるな等々。新車とて納車後に細部をくまなくチェックすべきだろう。保障期間(重要部品以外は1年間)が切れた後に気が付いても後の祭り。有償修理になってしまう訳だから。やはり信頼性では日本車が上なのだろうか。 マレーシアには車検制度が無く、自動車の保守は自己責任である。会社では10,000km、もしくは6ヶ月毎の定期点検を義務付けている。タイヤやワイパーブレードは消耗が早いので早めに交換したほうが良い。ある意味で命を預けるモノなので、ローカルに任せっきりにしないほうがいい。彼らの基準では交換時期が過ぎても「まだ使える」と判断したり、訳のわからぬ海賊版パーツを付けたりするからだ。
「10万kmを超えてまだまだ走る406」 納車後は毎日高速走行を含め約150kmのドライブである。その後2年間は追突事故を起こしたものの、ほとんどノートラブルであった。タイヤやバッテリー、ワイパーブレード等の交換程度で、心配していた電気系統のトラブルも一切無い。エンジンもすこぶる好調である。
2002年5月、納車後 3年経過し走行距離は135,000kmに達した。そんなある日ファンベルトからノイズが聞こえるようになり、市街地走行では水温が90℃以上に上昇する。またリバースでブレーキを踏むと後輪から軋み音を発する。そこで再びサービス工場に持ち込みファンベルト及びプーリーの交換、リヤブレーキディスク研磨にブレーキパットとベアリング交換。そしてラジエータのファンモーターも交換する。結構な工事であった。定期サービスを含め、6時間を要した修理代はRM1,300(JPY約40,000)であった。
「20万kmを間近に満身創痍の406・・・・でもまだまだ走る。」 2003年5月、納車後 4年経過し走行距離は180,000kmを越えた。年初に軽い接触事故を起こし、板金塗装に出す都合があったので、ついでに傷だらけになったボンネットとバンパーを再塗装を頼み事にした。マレーシアでは工賃が安いので、塗装代はRM800と日本に比べ半額以下である。心配された仕上がりは予想以上に良く、外観的には新車の輝きを取り戻した。しかし焼付け塗装は乾燥が不十分なため表面が柔らかく、数ヶ月で再び傷だらけになってしまった・・・・。
メーカー推奨の保守スケジュールに添ってメンテナンスしてきた。サービス工場の担当者からは「この車はWell maintainedだから売るときは俺に言え、高く売ってやるぞ。」と言われていた。しかしこの1年で修理が多くなり金食い虫になりつつある。これがPEUGEOT並びに欧州車は保守費が掛かり、リセールバリューが低いと言われる所以だろうか。 もし買い替える際は信頼性を考慮して日本車に・・・・・しなくないなぁ。 |
||
(2003年7月4日) |