目次へ


土壌

  1. 成帯土壌

    1. 湿潤地域

      1. ラテライト・ラトソル

        熱帯雨林に分布。有機物は流出するため、やせ地。酸化鉄やアルミナを多量に含むので赤色。
      2. 赤色土・黄色土

        亜寒帯の常緑広葉樹林の下に分布する。酸性のやせ地。
      3. 褐色森林土

        温帯の混合林や落葉広葉樹林の下に分布。表層に腐食層が多い肥沃な土壌。亜寒帯側では黄褐色、冷帯側では準褐色(淡褐色)を示すようになる。
      4. ポドソル

        冷帯のタイガに分布するやせた酸性土壌。灰白色の表層の下は、アルミナや酸化鉄、腐食などが集積して褐色。
      5. ツンドラ土

        寒帯で、夏に生育した地衣類・せん苔類が枯れて集積したものを母材とする土壌。下層は永久凍土層のため排水が悪く、強酸性のやせ地。
    2. 乾燥地域

      1. プレーリー土

        アメ合・カナダのプレーリーやパンパ、北ヨーロッパなど、ステップ北部の冷温帯に分布する黒色の肥沃土。
      2. 黒土

        ロシア平原〜ウクライナ(チェルノーゼム=黒土)、グレートプレーンズなど、大陸内部のステップに分布する黒色の肥沃土。
      3. 栗色土

        大陸内部のやや乾燥したステップに分布する栗色の肥沃土。感慨により耕作可能。華北平原やアフリカ中南部に分布。
      4. 砂漠土

        冷帯〜温帯に隣接する砂漠では灰色、熱帯や亜寒帯では赤色。いずれも有機質の少ないやせ地で、塩類が集積して、アルカリ性が強い。農耕はできない。
  2. 間帯土壌

    気候、植生よりも、母材や地形などの影響を強く受けた土壌。帯状態に存在せず、スポット的に分布する。
    1. テラロッサ

      石灰岩が風化した赤橙色の土壌。地中海沿岸に多く分布。
    2. テラローシャ

      ブラジル高原南部に分布する。玄武岩が風化した赤紫色の土壌。肥沃でコーヒー栽培に適する。
    3. レグール土

      デカン高原に分布する玄武岩・カンラン岩などが風化した黒色の土壌。黒色綿花土とも言われる。
    4. 泥炭土

      冷帯〜熱帯の湿地に分布。湿地の植物遺体が、植物組織を識別できる程度にしか分解されない泥炭のなって形成。


目次へ


This page hosted by Get your own Free Homepage
Hosted by www.Geocities.ws

1