南米でめずらしいポルトガル領。
ポルトガル系を中心とした白人が約半数。白人と黒人の混血であるムラートの割合も四割近い。人種差別は少ないが、貧富の差が大きい。
人口が世界5位で、当然日本より多い。
面積は南米の半分を占める。
内陸開発拠点はブラジリア。
アマゾニア開発:マナウスを自由港に。
アマゾン横断道路。
もともとコーヒーのモノカルチャーだったが、多角化。カカオ・サトウキビ・綿花・大豆・米・小麦・トウモロコシの生産が増える。(しかし米は輸入4位)
しかし現在もコーヒーは世界トップ。
ウシの頭数がインドについで世界二位で、牛肉の生産もアメ合についで二位。
水力発電大国として有名。93.2%が水力。(カナダの59.2%、ノルウェーの99.5%、ベネズエラの70.3%とともに有名) パラナ川のイタイプダムが重要。
首都ブラジリアが計画都市であり、リオデジャネイロから移転した事も有名。
石炭と石油には恵まれない。
アマゾン川中流都市のマナウスが重要。
セラード潅漑計画:カンポセラードを潅漑する計画で、日本との共同事業で、1970年代から実施され、農耕、牧畜、植林の拡大が進められた。
カラジャス鉄山は、大カラジャス計画という総合開発毛威喝で開発された。鉄分66%という高品位で、埋蔵量は世界最大。
鉄鉱石と鉄鋼業が重要で、イタビラ鉄山、カラジャス鉄山、ボルタレドンタ製鉄所、ウジミナス製鉄所が有名。ウジミナス製鉄所は、日本資本の参加でも有名。鉄鉱石生産は中国についで二位、輸出はトップ。
海外の自動車工場を誘致している。そのため輸出の4位が自動車になっている。
アマゾン流域の熱帯雨林を「セルバ」(Af)、ブラジル高原の熱帯草原を「カンポ」(Aw)という。
コーヒーが世界トップ。テラローシャの分布する、ブラジル高原の南部、サンパウロ・パラナ州が生産の中心。サントス港から輸出。
アマゾンの低地にサイザル麻・ジュート。東部でサトウキビ・綿花、ブラジル高原で企業的牧畜がなされる。アマゾン下流はコショウとパラゴム。
大土地所有制度ファゼンダが有名。
ブラジルの輸出(1995)
1 | 機械 | 12.0% |
---|---|---|
2 | 鉄鋼 | 9.3% |
3 | 化学品 | 6.5% |
4 | 自動車 | 5.7% |
5 | 鉄鉱石 | 5.5% |