キサントプロテイン反応

タンパク質の検出反応


「タンパク質に濃硫酸を加え、加熱すると黄色に呈色する(一段目の反応)。そこにアンモニアを加えて冷却すると、オレンジに呈色する(二段目の反応)。」というのが、キサントプロテイン反応です。

タンパク質 + concHNO3 →(heat)→ 黄色 + NH3 →(cool)→ オレンジ

タンパク質の検出反応はどれもそうですが、タンパク質そのものを検出する 訳ではないです。さらに、タンパク質の全てが反応する訳でもありません。

詳しくはここを読んで欲しいのですが、タンパク質を構成しているアミノ酸には、ベンゼン環を持っているものがあります。

キサントプロテイン反応は、このベンゼン環の反応でなんです。

ベンゼン環のニトロ化が、反応の原理です。

ですから濃硫酸を加えるんですね。


タンパク質の検出反応目次へ


This page hosted by Get your own Free Homepage
Hosted by www.Geocities.ws

 1