![]() 元気の秘訣とサバイバル根性を求めて |
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ラテンアメリカから世界ヘ 1.カルロス・ゴーン 2.ルベン・ブラデス 3.チェ・ゲバラ 4.アレックス・ロドリーゲス 5.チラベルト 6.ヒクソン・グレイシー 7.リョウト ラテンアメリカの基礎知識 1.ラテンアメリカ総論 2.ラテンアメリカの言語 3.ラテンアメリカ文化 4.ラテンアメリカの料理 ラテンアメリカ案内サイト ブラジル パナマ パラグアイ アルゼンチン ラテンアフリカ カーボベルデ
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2.ホセルイス・チラベルト: プロフィール 3.チラベル: CHILAVERT 4. スポニチアネックス サッカー 記事:「チラベルト 完封 」 5. チラベルト2002 6. 南米最強GK魔人 チラベルト 7. チラベルのグアラニー魂 8. パラグアイキャンプ関連ニュース 9. 圧倒的な存在感のチラベル 10. パラグアイの守護神・チラベルト 11. ようこそ チラベルト選手!! 12. チラベルト選手来校 13. Jose Luis Chilavert(ホセ・ルイス・チラベルト) |
〜世界最強のゴールキーパー〜
![]() ホッセ・ルイス・チラベル 1965年7月27日パラグアイ・ルケ生まれ 188センチ、89キロ サッカーのパラグアイナショナルチームのカリスマ的キャプテン FIFAの世界最優秀ゴールキーパー 50ゴール以上の記録を持つ得点王 1996年南米年間最優秀選手 グアラニ語の教員免許 社会活動家 ユニセフ親善大使 15歳でスポルティボ・ルケーニョの正GKとして活躍。その後アルゼンチンのクラブで 数々の栄誉に輝く。95、97年に年間世界最優秀ゴールキーパー賞を獲得。 現在はフランスリーグ・ストラスブールでプレー。守備力だけでなくシュート力もあり、 生涯通算で50ゴール以上を挙げている。代表Aマッチ72試合8得点。 パラグアイ人のサッカーは、ブラジルのペレーが率いる1970年代のブラジルサッカー黄金 時代にすでに高いレベルの選手がいる国であることを見せていました。 しかしパラグアイ人 の選手は、一般に小国出身者によく見られる、温和で、大人しい性格が多く、「ハングリー 根性で稼ぐ出稼ぎ助っ人プレーヤー」といったイメージが強くありました。しかし、今パラ グアイで一番元気な男とされるサッカーのスーパースターホッセ・ルイス・チラベルは対照的 です。まるで大国出身のプライドの高いわがままなスターといった感じなのです。試合では 吼えたり、怒鳴ったり、相手を罵倒したり、つばを掛けたりと凶暴性をみせる危ないイメージ の選手です。 ![]() 彼がすごいのはゴールキーパーでありながらフリーキックとペナルティキックだけで50以上の ゴールを決めた世界記録をもっていることです。 そしてその彼がキャプテンとして率いたときに、どんなチームでも恐ろしい強豪チームに変身 するのです。 しかし彼の本当の魅力は、サッカーではそんな凶暴なキャラクターを見せながらもインタビュー では、いつもパラグアイの貧しい子供達のために病院や学校をつくる夢を語り、不正な政治に 対する批判をどうどうと発言する愛国心と勇気をもった人間であるということです。彼は最優秀 ゴールキーパーであり、最強のカリスマキャプテンであり、しかし、祖国と貧しい人達を常に心配 する社会的指導者なのです。そして多くのパラグアイ人は、彼が大統領になればこの国(パラグアイ) は変わるかもしれない、といった期待を掛けているのです。 ![]() ------------------------------ キャプテン・チラベルの脅威 (Footbal Weekly, National Teem, 「これがパラグアイだ!!」 by 板谷隆一) そのチラベルだが、彼がこのチームの代表であることは間違いない。彼がいるのといないのと ではチームのモチベーションまで違う。肩を揺らして、仲間にかぶりつかんばかりにチラベルが 吠える。その度にパラグアイはピリッと引き締まる。恐ろしいチームだ。彼が南米予選でアスプ リージャと揉め、出場停止を食らった期間中のチームの成績は1勝3敗。いかに彼の存在が重要か 分かる。キャプテンシーとはこのことをいうのだろう。 決して精神的なものばかりでない。その技術もやはり世界一線級だ。ハーフライン近くまで上 がり、ボールをただ大きくけり出しているように見えるのであればそれは大間違いだ。時にはフ ォワード・中盤の選手を釣りだし、敵陣にわずかなスペースを見つけようとする。緩急をうまく つかったゴールキックは彼特有のものだ。 またセービングに魅せる技術も並ではなかった。森島の強烈なシュートも、一度腰を落とし、 図ったようなタイミングで見事にゴールマウスからはたきだした。彼がゴールを死守する度に、 パラグアイ選手のアドレナリンは噴出する、チームはさらに強固な物になってくる、そんな雰囲 気を持つチームだ。 --------------------------------------------------- チラベルのグアラニー魂 (スポーツグラフィックNUMBER 世界戦記2002サイトより) 「俺たちの血にはグアラニー族の戦う精神が宿っている。」 グアラニー魂とは、パラグアイの先住民族(インディオ)に宿っていた精神のことである。 パラグアイは独立後しばらくの間、移民受け入れを禁止した。このため国民のほとんどが白人と グアラニー族の混血であるメスティーソで占められ、公用語もスペイン語とグアラニー語となっ ている。アルゼンチンのようにヨーロッパへ目を向けた国でもなく、またブラジルのように世界 中からの移民が集まって混血を進めてきた国とも異なる。南米大陸の内陸にあり、隔絶された国 パラグアイは、南米でも独特の発展経過をたどってきた。チラベルは自らの身体にグアラニー族 の血が流れているのを強く感じるという。あたかもマグマが噴き出すように爆発するチラベルの 強い闘争心もそこにあるというのだ。 「グアラニー族は静かで、征服者のスペイン人に対して服従し、よく働いた。オレには3歳にな る娘がいるんだけど、グアラニー族のカシキ(頭領)の奥さんの名前をとってアナイとつけたん だ。伝説によれば、スペイン人はアナイを人質にして、カシキを捕まえようとした。しかしそれ に従わなかったので、アナイは生きたまま火をつけられて焼き殺されてしまう。その遺体が埋め られた所から、後に一本の木が育ち、きれいな赤い花が咲いた。そして人々はその赤はアナイの 血の色だと信じたというんだ。オレたちの血にはグアラニー族の戦う精神が宿っている。ピッチ 上ではテクニックはなくても、最後まで諦めないで必死に戦う。パラグアイ代表の戦い方はそれ をよく表しているだろう」 --------------------------------------------------- チラベルの純粋な愛国心 (From Paraguay,「チラベルトが守るもの」by 田中裕一,より) 今回パラグアイで行われる南米選手権(コパ・アメリカ)に彼は不参加を表明している。組織 委員会の最高顧問に大統領の黒幕、オビエド元将軍が就任した。元将軍による軍部独裁政治への 抗議と、民主化要求のための不参加表明だ。今年3月に政変があり、大統領とオビエド元将軍が 失脚し、国外に亡命した。CNNのインタビューに対しチラベルトは「パラグアイの現状はサッ カーの国際大会を開催できる状況ではない。そんな金があったら貧しい国民の教育等に向けるべ きだ」と話した。 【99・03政変】 |