Mg:マグネシウム

2A族(周期表で左から二列目)だが性質が異なるため、アルカリ土類には含めない。

アルカリ土類には含めない理由として、水と反応しない(水素を発生して溶けはしない)事があるが、温水とは反応する。

Mg + H2(温水) → MgO + H2

これは、「水素が酸化して(水になって)安定する」よりも「マグネシウムが酸化して(MgOになって)安定する」方が、より大きい安定になるという事ですね。(イオン化傾向を考えてみよう)

これと似たような反応に、Mgの二酸化炭素中での反応があります。

2Mg + CO2 → 2MgO + C

海水に少量含まれ、苦味の原因になる。

Mg(OH)2は水に溶けないで、沈殿する。

2A族だが炎色反応をしないし、常温の水とも反応しない(熱湯とは反応する)。

有機化学の合成上重要(大学受験では知らなくて良いが、グリニヤード試薬という重要な薬品の原料になる)。

硬水に含まれ、ヨーロッパ諸国等でセッケンが使えない原因 になる。

どちらかと言えば、化学より生物で重要の様な気が・・・・。葉緑体の中の成分で、光合成で重要な「クロロフィル」の重要な成分である。「十大元素」。

また細胞中ではK+についで多い陽イオンで、解糖や神経伝達に重要。

不足すると味覚異常、人格変化、筋肉の痙攣などを起こす。


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