鎖状炭化水素

最も基本的な有機化合物


では、いよいよ具体的な話を始めましょう。

まず最初は、簡単かつ基本的な、「鎖状炭化水素」と呼ばれる有機化合物から始めます。

鎖状炭化水素」というのは、「CとHだけでできている化合物」だと言っておきましょう。(本当はちょっと違うけどね)

ですからメタン:CH4やエタン:CH3−CH3はもちろんそうですし、エチレン:CH3=CH3やH−CC−Hなど、二重結合、三重結合がある場合もあります。

これらは「燃え易く、燃えると二酸化炭素と水を生じる」「一般に気体である」「水に溶け難い」等、共通した性質が在りますので、まとめて「鎖状炭化水素」というグループ名で呼びます。

しかし、同じ鎖状炭化水素にも、種類があります。単結合しかない場合と、二重結合がある場合、三重結合がある場合で性質が違ってきます。そこで、それらを区別します。

単結合しかない場合をアルカン、二重結合がある場合をアルケン、三重結合がある場合をアルキンと言います。

では、個別に説明しましょう。

  1. アルカン:単結合だけからなる鎖状炭化水素
  2. アルケン:二重結合が一つ有る鎖状炭化水素
  3. アルキン:三重結合が一つ有る鎖状炭化水素

これらの説明を読んで頂きましたら、次のページへ進んで下さい。

次のページへ


独学ための有機化学の「次のページ」へ独学ための有機化学へ目次へ


This page hosted by Get your own Free Homepage
Hosted by www.Geocities.ws

 1