さて、覚える事が続きますが、付き合って下さいね。
アセチレンってガスを知っていますよね?(理系を選んだんなら知っとけよ、その位!)
ガス溶接で使うガスですよね。
溶接で使う事からも分かりますように、良く燃える気体です。
で、アセチレンは特徴的な構造を持っています。三重結合があるんですよ。
このアセチレンに代表される三重結合を持った鎖状炭化水素は、「アルキン」と呼ばれます。
・・・
って言っても、大学受験で登場するアルキンって言ったら、アセチレン(とその誘導体)だけと言っても良いくらいでしょう。
で、アセチレンは溶接以外に、後で登場する高分子の原料としても重要です。
ともかくアセチレンは、今後よく登場するから、よく覚えて下さいね。
アルキンはアルケン同様、π結合を持っていますから、付加反応を容易に行います。
+ CH3COOH →
+ HCN →
+ H2O →
最後の反応以外は分かりますよね。(赤色の部分は、もともとアセチレンだった部分です)
最後の反応は非常に有名な例外反応です。
単純に考えると、
となりそうですが、そうはならないんです。
この事はとても大切なので、後で改めてスペースをとって説明します。
あと、出てきたついでに説明しておきますが、
これをビニル基と言います。
製作中
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