ベンゼン(その1)

環状炭化水素


ベンゼンという化合物があります。

分子式はC66です。

無色透明の油の一種で、石油の中に含まれています。

これは、とても大切な物質なので、詳しく説明します。

なぜ大切なのかというと、芳香族(「ほうこうぞく」と読みます)に欠かせない成分だからです。

芳香族と言いますのは、我々の日常生活で接している有機化合物の中や、御薬、身体の中にあるホルモン等に多く含まれている、とても重要な有機化合物の一種です。

で、その重要な「芳香族」には、分子の中に必ず、このベンゼンが含まれています。(というより、論理が逆で、「ベンゼンを含む物質が芳香族」なんだけどね)

ですから、ここで学ぶ事は、後々とても重要になります。(中でも、化学系に進学する人には特に重要です)

では、解説を始めましょう。

ところでベンゼンはC66なんですけど、構造式は描けますか?

実はこの事は、歴史的に重要なんです。ベンゼンがC66である事は古くから分かっていたのですが、構造式がなかなか分からなかったんです。

そこで、この構造式をめぐって、化学学会でずいぶん議論されたそうです。

さて、貴方はこの構造式、描けますか?

次のページで、答を示します。

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