環状炭化水素


今までで出てきた分子は、枝分かれしているものはあっても、皆「棒状」「鎖状」でしたね。つまりワッカになっている物はありませんでした。

しかしワッカになっていてはならないという規則はありません。現実にワッカになっている、言い換えると環状構造を採っている有機化合物はたくさんあります。ここではそのような、環状構造を採った炭化水素、つまり「環状炭化水素」の話をしましょう。

まず、簡単な例から説明しますね。

612 を考えてみましょう。アルケンの一種である、

C−C=C−C−C−C

ヘキセン(正確には2-ヘキセン)が考えられますが、

これでも、C612 ですね?

この様に輪になった物の事を「シクロ」と言います。で、こいつは炭素が6個ありますから、「ヘキサン」です。ですからこいつは「シクロヘキサン」と言います。このように、環状(ワッカになっていること)の分子だってあるのです。

ワッカになった分子にも、もちろん二重、三重結合があっても良いので、

こんなのでも良いです。これは二重結合が有るので、「シクロヘキセン」と言います。C610です。

製作中

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