IWGPヘビー級王者健介が、ヒロ斉藤のワナにはまった。 ヒロ斉藤が反則攻撃でペースを乱し、両者リングアウト。 健介はBブロックで得点を伸ばすことができなかった。 試合前から「最も警戒するのは斉藤。 小島と組んでいるのかも」と話していたが、その通りになってしまった。 一方の斉藤は「ざまあみろ!」と叫んだ。 連日のラフ殺法で同じ軍団の小島をサポートする形になっている。<日刊スポーツ> |
新日本プロレス大阪大会 蝶野が苦戦しながらも2連勝した。 前日のDブロック初戦でジュニアの高岩に辛勝。 この日はG―EGGS吉江に苦しめられた。 カナディアンバックブリーカーからうつぶせ状態で投げ捨てる「ヨシエ投げ」、 裏拳を浴び窮地に陥った。 しかし最後はSTFをしつこく決めて、粘る相手を仕留めた。 「試合がおれのコメントだ」と叫んで控室へ引き揚げた。 苦しんでも負けなしの2連勝。 「勝つのはおれだ」と宣言していた通りに、6年ぶり4度目の優勝に突き進んでいる。 今年は長く苦しんだ首痛から解放されて調子がいい。 同期の武藤、橋本不在の中、今世紀最後のG1制覇で健在ぶりを証明する。 11日の両国大会では全日本の渕が乗り込んでくるはずだが 「余計な雑音はいらない。交渉役の永島(取締役)がピンクのパンツで試合をしろ」。 チーム2000の首領が、夏男の実力を示す。<日刊スポーツ> |
新日本プロレス大阪大会 天山が連勝した。 7日のCブロック初戦で昨年優勝の中西を撃破。 その勢いでこの日は鈴木を得意のダイビングヘッドバットで難なく仕留めた。 試合後は「健三、やる気ないんだったら、G1から出ていけ」とルーキーをば倒。 そして「優勝するのはおれだ」と叫んだ。 その声に気の早い観客が「おめでとう!」と反応した。 12日放送の日本テレビ歌番組に、蝶野、小島、AKIRAのチーム2000メンバーと一緒に出演。 天山も美声を披露している。 13日の最終日前の放送に「優勝へのデモンストレーションだ」と話した。 <日刊スポーツ> |
TEAM2000の天山広吉が、昨年の王者中西学を撃破し優勝へ好発進した。 新日本プロレス「G1クライマックス」が7日、大阪府立体育会館で開幕。 天山はパワーで互角に渡り合い、中西のアルゼンチンバックブリーカーをしのいで形勢を逆転、 18分21秒、テンザン・ツームストン・ドライバーからの体固めで勝負を決めた。 前シリーズでIWGPタッグ王座を奪取した勢いを維持して同世代対決を制した。 6度目の出場で初Vを狙う。 猛牛が野人を蹴散らした。 天山が初日に実現したCブロックの本命対決を制した。 昨年Vの同世代のライバルを撃破して白星発進。控室に引き揚げても、しばらく興奮が収まらない。 「今年は間違いなく勝つ。おれがG1の勲章を取ってやる」と怒鳴り散らした。 この対戦カード発表以来、中西に敵対心を燃やしていた。 出世街道を先に歩んだのは天山だ。 ラリアットの打ち合いで1歩も引かず、相手の張り手にモンゴリアンチョップを返す。 ムーンサルトプレスを返されて、パワー、スタミナ全開の中西にアルゼンチンバックブリーカーでかつがれた。 その窮地をしのぐと、最後はムーンサルトプレスからテンザン・ツームストン・ドライバーでフィニッシュ。 コーナーに上がって雄たけびを上げた。 前シリーズ、小島とのタッグで永田、中西組からIWGPタッグ王座を奪取。 その勢いをG1に持ち込んだ。初優勝を果たしてチーム2000、そして新日本マット制圧を目指す。 初戦から爆走した勢いは本物だ。 <日刊スポーツ> |
TEAM2000蝶野正洋が、G1以外の雑音を排除する。 7日の大阪大会で、夏の祭典G1が開幕するが、蝶野は4日、 ニッポン放送のラジオ番組に出演後「橋本の復帰問題や全日本・渕の来場とか、 くだらない話題をつくるな」と会社幹部に通告した。 蝶野は、過去3度この過酷シリーズを制して、現在の地位を築いた。 2000年の今年はミレニアム優勝を狙う。しかし、話題は藤波辰爾社長が後押しする橋本の復帰、永島勝司取締役が交渉役を務める全日本・渕の観戦問題に集中。 11日の東京・両国大会が注目されている。 蝶野はそれが気に入らない。 「社長、余計な話題はいらない。 そんなに交流戦をやりたいんだったら、永島がピンクのタイツで渕と試合しろ」と切り捨てた。 同世代の橋本、武藤が不在で、現在の新日本マットは自分がリードしているという誇りと責任がある。 十分、G1を盛り上げる自信があるのだ。 予選リーグのBブロックでは「ジュニアの高岩が怖いくらい。 上に行くのはおれ」と宣言した。 また、この日夕方から、日本テレビで12日放送の歌番組に天山、小島、AKIRAと出演。 サザンオールスターズの歌を豪快に歌い上げた。 <日刊スポーツ> |
横浜アリーナ大会解説者としてリングサイドに陣取ったTEAM2000の蝶野正洋は、 長州の復帰を認めなかった。 「ふざけんな! 電流爆破はレスラーがやるもんじゃねえ」と試合そのものを否定。 「復帰したとは認めない。これはレスリングじゃない」と不快感を示した。 自身も大仁田との電流爆破を経験しただけに、言葉には実感がこもった。 「やった人間じゃないと分かんねえよ。自分の体を痛めたことがあんのか、ジジイ。心して実況しろ」とアナウンサーにも圧力をかけていた。 <日刊スポーツ> |
チーム2000の蝶野正洋が25日、長州力―大仁田厚戦の「見届け人」を買って出た。
30日、横浜アリーナで行われる長州―大仁田戦をテレビ朝日で解説することが、この日までに正式決定。
蝶野は当日の試合形式を電流爆破戦と決めつけ「2人の最後の瞬間を見届けてやる」と不敵に宣言。
もし1人でも爆死から逃れた場合は、解説席から「介錯」に乗り出す意向も示唆した。
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天山広吉,小島聡が、IWGPタッグ王座を奪取した。中西学,永田裕志の王者組と一進一退の攻防の末、21分33秒、小島が中西をラリアットからの片エビ固めで仕留めた。
王者組にG―EGGS解散を要求。また、黒の軍団総帥蝶野正洋にトップ交代を迫り、一気に新日本マットの世代交代を推し進める決意だ。
小島、天山が、2月に結成されたチーム2000に初めてベルトをもたらした。小島が中西を仕留めた瞬間、蝶野、AKIRA、後藤がリングになだれ込んだ。2人はその大騒ぎの中で、ベルトを掲げて王座奪取を誇示。
黒の軍団でも、新世代の2人が主役の座に台頭した。
中西、永田の王者組との同世代対決。小島のコジカッター、天山のモンゴリアンチョップで主導権を握った。中盤、小島が捕まって窮地に立ったものの、逆に合体技で中西を追い込み形勢逆転。
最後は天山のヘッドバット、小島の豪快なラリアットとつないで仕留めた。
昨夏のG―1初制覇以降、勢いづくライバル中西を下して自分たちの実力をアピールした。
2人でのタッグ王座獲得は1年4カ月ぶり2度目となるが、チーム2000、同世代への存在感を示したことでは前回以上の価値がある。
小島は試合後、王者組に対して「公約通りにG―EGGSを解散しろよ」と要求した。
吉江の暴走で内紛状態のG―EGGSにプレッシャーをかけた。
さらには蝶野にもリーダー交代を迫り今後、下克上アピールがありそうだ。
初防衛戦の相手には吉江が新たなパートナーと組んで、挑戦を表明した。
しかし、2人は相手にしていない。次の目標は8月の夏の祭典G―1での大暴れだ。
初の4リーグ戦開催となる過酷なシリーズ。小島、天山は主要選手としてポスターにも起用されており、夏の主役を狙う。
試合後のコメント |
TEAM2000小島聡、天山広吉が、IWGPタッグ王座奪取に向けて気勢を上げた。きょう20日の札幌大会で、中西学、永田裕志の同王者組に挑戦する。 19日の北海道・旭川大会では、2人で組み、中西、ロブ・レイジ組と対戦した。最後は小島が場外で中西を鉄さく攻撃、ラリアットで粉砕。天山がレイジを13分20秒、 ダイビング頭突きからの片エビ固めで仕留めた。札幌決戦を前に中西にダメージを与えた小島は「王者組をとことん、やっつけてやる」と、語気を強めた。 中西、永田はチーム2000に防衛戦で3連勝しているが、2人の鼻息は荒い。天山は王座を奪取すれば 「蝶野と今後、行動をともにするか、わからない。あいつが邪魔になるかも」と話した。ベルトを手に黒の軍団トップの座も狙っている。 <日刊スポーツ> |