一人当たりGNPが大きい国(日本、スイス、アメ合)の一つ。 (とは言われているが、トップ3ではない。言うほど大きくない)
貿易赤字が深刻。輸出のGNPに対する比率が7%程度で、経済の外国依存度が低い。
「アメリカ合衆国の先住民であるアメリカ・インディアンは、ヨーロッパから移民の入植の過程で、土地を奪われ、保留地に封じ込められていた」[97センター試験]
「五大湖周辺では、鉄鉱石と石炭を水運で結び付け、鉄鋼業・自動車工業などが発達していたが、近年では工業地域としての相対的な地位は低下している。」[97センター試験]
「大西洋岸では、印刷・食品・繊維工業などが古くから発達し、近年エレクトロニクス産業・石油関連工業が盛んである。」[97センター試験]
「南部では、安い土地と豊富な労働力を背景に開発が進められ、近年ではエレクトロニクス・航空機・宇宙産業などが発達している」[97センター試験]
「アメリカ合衆国のシリコンバレーでは、IC工場からの化学薬品の流出により、地下水汚染が引き起こされた。」[96センター追試]
近年メサビ鉄山の産出量が減少し、カナダのシェファーズビルやベネズエラから鉄鉱石を輸入。
現在は臨海部に工業地帯が移った。
フィラデルフィア・ボルチモア:新しい臨界工業地帯
ノースカロライナ州:繊維は全米一
テキサス州:化学工業は全米一
シリコンバレー:サンフランシスコと隣、サンノゼ付近
シリコンプレーン:ダラス・ヒューストン付近
エレクトロニクスベルト:フロリダ半島
エレクトロニクスハイウェー:ボストン付近
地区 |
業種の特色 |
重要都市 |
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太平洋岸 | 食品・化学・機械・木材加工等各種工業が盛んだが、 金属の比率は低い |
シアトル サンフランシスコ ロスアンゼルス |
北西中央 | 農業地域を背景に、食品・機械などの比率が大きく、 他の比率は小さい 特に食品が目立つ |
ミネアポリス |
五大湖沿岸 | 機械・金属・化学・食品等各種工業が盛んで、 特に金属が目立ち、繊維はあまりない |
シカゴ クリーブランド デトロイト |
中部大西洋岸 | 食品・化学・機械・木材加工等各種工業がどれも盛んで、 特に比率の小さい業種はない |
ニューヨーク フィラデルフィア ピッツバーッグ |
南部 | 油田を背景に、化学の比率が大きく、 綿花遅滞を背景に、繊維も高め。金属の比率は小さい。 |
ヒューストン ダラス アトランタ |
企業的農牧業。
農業人口は2.6%と低い(4位)。
プレーリー西部の冬小麦、北部の春小麦、コロンビア盆地の小麦。
冬小麦地帯の東にはトウモロコシ。
集散地はカンザスシチー(冬小麦)、ミネアポリス(春小麦)。
米の生産はトップ8に入っていないが、輸出は3位。
綿花の生産減少しているとは言ってもトップ。
テンサイの生産はフランスドイツに次いで3位だが、サトウキビはランクされていない。
冷涼な五大湖沿岸〜ニューイングランド地方で盛ん。
大都市に近い地域では、牛乳を出荷。
グレートプレーンズえ生まれた肉牛は、コーンベルトに運ばれ肥育される。近年西部にも、フィードロットという大規模肥育場が建設された。
「アメリカ合衆国では、等高線に沿って縞状に耕作することにより、土壌侵食を防いできた。」(センター98本試験)
アラスカ油田:採掘された原油は、積出港までパイプラインで輸送し、そこからタンカーで本土に運ぶ。
もともとイギリス植民地時代に黒人奴隷によるプランテーションとして南部に形成。
第二次大戦後、綿つみ機の普及などで、生産性が高まり、栽培面積が現減少したが世界有数の生産量がある。同時栽培地域がテキサス州、カルホルニア州に移動した。
現在もともとのコットンベルトは、大豆、トウモロコシ、落花生、タバコ等の栽培と肉牛の混合農業に移行。