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ドイツ

首都:ベルリン(事実上はボン)

1990年、東西統一。

人口は8000万で、ヨーロッパ最大。

外国人労働者問題が深刻。外国人労働者を積極的に受け入れた時期があり、現在社会問題になっている。流入した外国人とは、トルコと旧ユーゴからの出稼ぎ労働者である。

北ドイツ平原の「ハイデ」は氷河時代の影響で「荒れ地」。農業に向かない。

人口の自然増加率がマイナスなのが特徴。

日本同様、戦後の経済発展が著しかったため、20年以上勤続者の割合が高いが、労働時間は先進国中最低。

マイン=ドナウ運河:ライン川の支流であるマイン川と、黒海に注ぐドナウ川を繋ぐ運河。東西ヨーロッパを繋ぐので重要。

ローヌ=ライン運河:地中海に注ぐローヌ川と、北海に注ぐライン川を結ぶ運河。

鉄道密度が高い。

工業

ヨーロッパには多い傾向だが、工業地帯の重心は、特に鉄鋼業に関しては、時代と共に移動している。もともとルール炭田での原料立地型である、エッセン・ドルトムント等から、ルール川合流点のジュイスブルグなどの、ライン川本流地域に移動した。ルール炭田に工場を置いたのでは、船で積み出す際、大型船 が近づけず効率が悪い。しかし、ルール川に工場を置けば、直接大型船が使え、効率が良いから。また、ジュイスブルグは港が整備されていて都合がいい。

開発方式はルール連合都市域開発計画。緑地帯と用水。

ハンブルグは潮汐の限界点に立地した都市(エレベ川に注目)。

石炭の生産量は、現在10位以内には入っていない事に注目。

  1. ルール工業地帯 ヨーロッパ最大の工業地帯。が、近年不振。重心が南部へ移る。
    1. ジュイスブルグ:(鉄鋼・機械・化学):ヨーロッパ最大の内陸港(河港)がある。ルール川の合流点に位置。
    2. ジュッセルドルフ:中枢管理機能都市
    3. エッセン:鉄鋼・機械・化学
    4. ドルトムント:鉄鋼・機械・化学
    5. ゾーリンゲン:刃物。中小企業が多い
    6. クレフェルト:ビロード・絹織物
  2. ライン中流域
    1. フランクフルト:機械
    2. シュッツガルト:印刷
  3. ザール ザール炭田+ロレーヌ鉄山(フランス)で発展。
    1. ザールブリュッケン:鉄鋼
  4. ザクセン
    1. ザクセン炭田
    2. ドレスデン(出版)
    3. ライプチヒ(機械)
  5. その他
    1. ミュンヘン:光学機械・ビール
    2. ハンブルグ:造船・機械:潮汐の限界点に立地した都市
    3. ニュルンベルク:マイン=ドナウ(ヨーロッパ)運河中央に位置

    農業

  1. 北部

    寒冷に加え、モレーンや湿地の痩せ地で農業に不適。

    土地改良でライ麦、ジャガイモ等自家用作物と飼料用作物を栽培。

  2. 中部

    丘陵地帯の北端にあたり、レス土壌のため肥沃。ベルデ(穀倉地帯)と呼ばれ、小麦、テンサイを栽培。
  3. ライン河谷

    温暖で、ブドウ栽培に適する。大麦、ホップなど。

テンサイの生産は、フランスに次いで二位。

小麦は8位。

大麦は3位。

ライ麦の生産が3位。

えん麦は4位。

地形

  1. ハンブルグ:潮汐限界点都市(ロンドンと同じ)
  2. フランクフルト:渡津都市(ケンブリッジ・ブタペストに同じ)
  3. ポツダム:住宅都市

目次へ地図の表示ヨーロッパの主要河川と関連した都市(模式図)


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